公開 1999年
監督 原恵一
あらすじ
ある日しんのすけが散歩をしていると、道端で行き倒れていたおっさんを拾得
彼は「温泉の精・丹波」と名乗り、野原宅でしんのすけと共にお風呂に入る。
しかし、しばらく話しているうちに、丹波は姿を消してしまうのだった
数日後、野原一家は警察を装った「温泉Gメン」に確保される。彼らは悪の組織「YUZAME」に対抗するため
“金の魂の湯”という温泉を探していた。
その温泉は、野原家の地下にあったのである………
【感想】
軍事面描写の考証がすごいとミリオタでもっぱら噂の本作は、全編温泉を軸に、バイオレンスを混ぜつつ進んでいく
面白いながらどこか力の抜けた作品
温泉中心で無駄に高性能な設備を備えたGメンの組織や、驚くほどアホらしい理由から悪へと転じたYUZAMEのボス、
エンディングの「いい湯だな」などいい感じに力の抜けたストーリーとゴジラパロディなどの小ネタが光る隠れた良作やで
ワイ今日これ3回見た
今見たらすんごいおもろいんやけど興行収入ワーストなのはしゃあない気がする
実に不潔なその名前にそぐわない不潔なオトコで、部下も含めて全員お風呂嫌いという
地獄みたいなブラック組織を統べる変人だが、日曜大工で極めて大掛かりな拷問施設を建設するなど
他のヴィランズに負けず劣らずの天才
ほとんどのシーンでは冷静、冷酷、非情な悪役らしさを見せるものの、
終盤で自身の過去を明かした途端、途端に馬鹿らしく見えてくる本映画屈指のコメディリリーフといえる
しかし、その主張にはどこか哀愁が漂っとる
どこかグルメッポーイに通じるところもあるな。あっちはシリアスやったけど
温泉Gメンの一人でエチエチの身の能力者。
身長105cmのしんのすけを挟むほどの乳持ちで、YUZAME達とは対象的に、温泉を見た瞬間服を脱ぎだすほどの温泉狂
極端なのはいかがなものか
ジョーの指圧で足をヒクヒクさせながら悶絶する姿は実にええもんや
秘密組織の一員なだけあって重火器の扱いには優れる
【クレしんプリンセス】指宿
温泉Gメンの一人でエチエチの身の能力者。
その豊乳に轢かれたひまわりに乳を揉みしだかれ感じちゃう子供向けアニメに登場してはいけないタイプのキャラクター
ノリは軽く性格はおっとりで、ちょっとマイペースだが後生掛と同じく重火器は扱えるし戦いではかなりの有能
ジョーのマッサージに悶絶したり、温泉を見た瞬間服を脱ぐなど根は温泉狂い
アニヲタwiki曰く
「御生掛同様指圧され腰を振りながら「あはあぁぁん?」と喘ぎまくり秘密をばらした。
悶え狂う際には内股になりお尻を突き出して腰を振りまくり口をパクパクさせるエロい姿になってしまう。」
ワイ一応これ書く時にggりながら書いとるんやけど、こんなエロいシーンやったっけと素直に不安になってしまったわ……
指宿ちゃんがナンバーワン
この職場で犬並みの嗅覚って死ぬやろ
一週間風呂に入ってない体を見分けるくらいやからな
もはや臭いといい匂いの感覚が逆転しとるんやろう
監督:水島努
ちょっと悩んだがやっぱりこれは別途記述する価値のある傑作や
野原刑事の事件簿、ひまわり・あ・GOGO、ふしぎの国のネネちゃん、ヒーロー大集合、私のささやかな喜び、ぶりぶりざえもんの冒険・銀河編
で構成された同時上映の短編集や
暗黒タマタマに次ぐギャグ長編の傑作、ヤキニクを監督した水島努の作品なだけあって、どれもこれも鋭い切れ味のギャグとクレしん独特のファンシーで色鮮やかな世界が隅から隅まで堪能できる
ワイのお気に入りはぶりぶりざえもんの冒険銀河編
塩沢の完璧なツッコミにはほとんどの人が笑うやろう
まぁ戦力外通告食らってしょんぼりしてたとこに
「家に帰る、あそこは俺達、家族の家だ」とか言い出して
道問わず爆走するワイルド親父とか惚れるしか無いけど
振る舞いを見るにそもそもあの子おじさん好きっぽいしな
公開 2000年
監督 原恵一
あらすじ
アクション仮面の新作映画、「南海ミレニアムウォーズ」の試写会を兼ねた豪華客船ツアーに参加するかすかべ防衛隊とその母親陣(+ひろし、ひまわり、シロ)
しんのすけの顔見知りであるアクション仮面役の郷郷太郎も参加する客船での試写会、予告編で流れていたアクション仮面のピンチという一番の盛り上がりで映画が消え、突如現れた正体不明の猿たちが客船を占拠
大人たちを連れ去ってしまう
夜が明け、船内に取り残されあてもなく海を見つめる子どもたち。
このままでは埒が明かない、というしんのすけの提案をきっかけに、かすかべ防衛隊は大人たちを奪還するため、猿の本拠地である離島へとモーターボートを走らせた……
【感想】
ワイ超おすすめの作品であり、アクション仮面も悪役も最高にかっこいい、最高に面白い最高づくしの超傑作
猿たちが突如オトナを連れ去るという不気味な導入から、五歳とは思えない行動力で離島を冒険するかすかべ防衛隊のコメディチックで楽しい笑劇
敵の本拠地に乗り込んでからは一転、圧倒的な強さと支配欲とを有する悪役と、子供の夢と希望を背負ったヒーローとの真剣勝負が繰り広げられ
アニメでも漫画でも映画でも散々示され続けたしんのすけの「アクション仮面」へのあこがれと信頼が、一人のスタントマンに過ぎない郷太郎をヒーローとして奮い立たせる
なかんわけないやろ!本当におすすめです
「オラは正義の味方のアクション仮面が好きだもん!
正義の味方はカッコイイんだぞ! 強いんだぞ!
悪モンなんかに負けないんだぞ!
今はやられてても、最後は絶対勝つぞ!」
皆大好き、青と赤と緑の体が特徴的な正義のヒーロー、アクション仮面
第一作では異世界の本物のヒーローやったが、本作では「郷郷太郎」というれっきとした中の人が存在する
といっても郷太郎としての行動はほとんどなく、大抵のシーンではアクション仮面として活躍する。スーツも着っぱなしや
子供の夢の象徴とも言えるヒーローやが、たびたび現実とヒーローの違いというのは描かれておる
圧倒的な強さでまたたく間にすべてを解決することはできないし、空を飛べるのは作品の中、キンタマは当然弱点
しかし、それを乗り越え、ヒーローとしての姿を崩さない彼に大人も子供も号泣必死
空中から落下する五歳児がキンタマにしがみついても、一瞬怯んだだけで即座に立て直す漢の中の漢
画像のチョイスはヴィランとの戦闘で、人々の応援を受けて奮起するアクション仮面
体を震わせながら吠える姿は、最高にカッコイイヒーローだ
「王様ってのは欲張りで、気まぐれで、残酷で……退屈しているんだよ」
「うるせぇ!吼えりゃあ強くなるのかよ!!」
「俺様はキングオブヒーロー。王の中の王……パラダイス・キングだ」
クレしんヴィランズ史上、最もクールでファンキーで、カッチョイイヴィランと言っても過言ではない
本作の花形とも言えるキャラクター
登場はそれほど早くもなく、中盤でちらちら姿を見せる程度だったが
小便ついでにダイナマイトで魚を爆発させ猿に漁を指示するという圧倒的なファンキーを身にまとって登場
上記のセリフから伺える通り、王としての圧倒的な自信と目がくらみそうなほど強烈な自己顕示欲、支配欲に満ちた男
その強さは折り紙付きで、しんのすけの撹乱がなければアクション仮面はまず勝てなかったほど体術に優れている
竹を編んだ特設リングを、とても戦い向きとは思えないブーツを駆使して縦横無尽に駆けめぐる姿は
まさにキングオブキング、猿たちの王なんや
パラダイスキング登場時のカンフーファイティングもすき
全創作作品に出てくる王様のなかで1番好き
マジでかっこいい
公開 2000年
監督 原恵一
あらすじ
懐かしのヒーローになりきり、魔法少女に変身し、万博を再び楽しみ、思い出の品々を購入できる夢の施設、20世紀博
ひろし、みさえ含めた多くの大人たちが魅了される一方で、懐かしさとは無縁のしんのすけたち子供らは退屈な日々を送っていた
ある日の夜、20世紀博からのお知らせとモノクロの放送で「明日の朝、お迎えに上がります。みなさん元気に、愉快に過ごしましょう」という短いメッセージをきっかけとして
大人たちがまるで子供のように振る舞ってしまう奇妙な現象が発生
翌朝、大人たちはまるで自分たちが子供であるかのように振る舞い、実際の子供を邪険にし、しまいには青いトラックの荷台に乗ってどこかへと去ってしまった
残されたかすかべ防衛隊はラジオ放送を通じ、それが「20世紀博」による仕業だと知る
彼らが送った送迎トラックに乗らない反抗分子は捉えると宣言されるも、かすかべ防衛隊は戦うことを決意するのだった
【感想】
いわずと知れたクレしん映画の最高傑作
あまりの名作ぶりにクレしんファンの中でも評価は分かれ、過剰に持ち上げられたり貶められたりした不遇の時期が度々あったものの
今なお比肩するものなき名作として名高い作品
恐らくクレしん映画をそんなに知らんやつの中でも有名やろう
ワイもほんまに大好き
ジャングルでも描かれた「大人がいなくなる」という恐怖に加え、大人たちが子供に戻る、全放送がモノクロになる、町の電気が消えるなどの演出によって
最大限大人不在の世界の怖さを描ききった導入は完璧としか言いようがない
かすかべ防衛隊によるギャグシーンを中心に構築された中盤はデパートに宿泊し、追ってから逃れバスで友人たちと逃亡するという子供のロマンの塊のような展開
そしてかの有名なひろしの回想を転回部に、野原一家が未来を勝ち取ろうと20世紀博のタワーを走る姿は涙なしでは見られない
すべての人物の描写が実に丁寧であり、20世紀を描いたディティールも細やか、
どこを見ても完璧という本当にすごい作品や
いまからでも遅くない、みるんやで
見たことあるやつももいっかいみるんやで
それくらいすごい作品やから
全アニメ映画の中でも間違いなく名作
「お前達が本気で21世紀を生きたいなら、行動しろ。
未来を手に入れてみせろ。」
21世紀の汚さに絶望し、20世紀を取り戻そうと行動する本作のヴィランズ
強い信念を持っているという部分は多くのヴィランに共通しているものの
非道な悪役でもコメディな面を見せることがほとんどのクレしん映画ではかなり珍しい、シリアス一本通しの悪役(他はジャスティスくらいか?)
肉弾戦などは一切なく、匂いと部下だけを使いしんのすけたちを追い詰めながら
弱点であるタワーのてっぺんについて教えるなど精神的にはかなりフェアでカリスマ性もあるケン、
ケンに寄り添い、20世紀に焦がれるチャコのコンビはこれまでにない雰囲気が出とるで
「お前たちの未来、返すぞ」は本当に名言だと思う
せやからここらへんにしとくわ
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
公開 2001年
監督 原恵一
あらすじ
ある日、野原一家は皆時代劇に出てくるような女性の夢を見、不思議がる
その翌日、幼稚園から帰ってきたしんのすけは、「おらてんしょうにねんにいる」という怪文書を見つける
そこに書かれた「ちょーびじんのおねえさん」を想像し目を閉じたしんのすけは
目を開けた途端、夢で見た泉のほとりに立っていた。
しんのすけはその文書通り、天正二年にタイムスリップしてしまったのだった
時代劇の撮影だと思い込んだしんのすけは、道中で井尻又兵衛という侍に助けられ
春日城に案内される
そこで出会ったのは、廉姫。夢で見たお姉さんだった……
【感想】
ある意味ではオトナより荒れやすいこの映画
その原因は実にはっきりしていて、野原一家の個性を打ち消しかねないほど重厚で作り込まれた戦国時代の描写と
井尻又兵衛、廉姫を中心に繰り広げられる恋愛劇が
「クレしんらしくない」という印象を与えるためや
ぶっちゃけワイはそんなんどっちゃでもええのでこの映画は大好きやし
しんのすけと又兵衛の関係性がほんまに好きなので、最後のシーンではぼろぼろ泣いた
前述の通り時代考証がしっかりしたゆえの重厚な戦国時代で、野原一家があれこれと暴れまわるカタルシスというのはきっちり抑えてあるので
単純に感動部分を抜きにしても面白いと言えるやろう
二中のファンタジー~体育を休む女の子編~はワイ的クレしん映画主題歌文句なしのベスト1
おもっくそふざけたタイトルやが、映画の余韻とシンクロしたようなイントロとある作中人物を隠喩した歌詞があまりにもズルい
戦国モノマニアからも評価高いらしいわね
随分しっかり調べて作ったんやろな
せやね
雲黒斎と同じく描写が細かいが、雲黒斎と違って国同士の戦争を描いてる分
細かい部分での密度は戦国のほうが上やと思う
「お前、逃げるのか!?」
名前は結構最初の方からちらちら出とったが、登場シーンが少なくやってることがそこそこ小物なのに
えげつないせいで、ヴィランズの中では魅力に乏しい
結婚を迫って断られ小国を潰そうとする性根は腐りきっとるが、相手を完璧に支配下に置き勢力を伸ばそうとする野心の強さや
和睦に見せかけて奇襲を仕掛ける狡猾さ、非道さなど悪役としてはかなりよくできた人物
アクション仮面もカッコいい
「……おい……青空ざむらい」
野原一家の夢に現れた可愛らしい容姿の姫。雲谷斎、ヘンダー以来の本物のプリンセス
お転婆で、姫とは思えないほど度胸があり、かつ身分の差など気にしない性格だが、根は気高く侍の血らしい振る舞い
野原一家が戦国時代に招かれたのも、又兵衛のために祈り続けた結果
その強さ、優しさ、美しさで、真面目くさった堅物の又兵衛の心を惑わしつつ、作中でもいい感じにくっつきかけていたのだが
その結末は、カスカベボーイズの椿ちゃんと並ぶクレしん映画屈指の悲恋に終わった
上記のセリフからEDへの流れで泣かないやつがおるんか????
まだ10作目、折返しにも達してないんやな
書いててクレしん映画の歴史の深さを身を以て知ったわ
途中で諦めるつもりはないから気長に付き合ってクレメンス
最近見直してボロボロ泣いたわ
明らかに子供向けではない
オトナはともかく、あっぱれや温泉は子供には退屈かもしれんな
退屈になるとしても監督の色を出しているからこそ昔のクレしん映画は面白かったとも言える
まあ最近も結構おもろいけどね
大筋のストーリーが割とありきたりだったから
野原一家という珍味で味付けしてあそこまで面白くできたのであって
どっかの知らんバンピーとやっても意味ないんだなあって
これやね
それに映画では毎度の事かも知れんがやっぱりしんのすけの成長の描写はどの作品でもグッとくるものがある
いつもおバカなことしかしないしんのすけでも映画では真面目な一面を見せるって結構大事なことやんね
ここを欠くとアニメスペシャルみたいな出来の映画ができてしまう
ほんまこれ
クレしんの映画ではないかもしれんけどクレしんでなければ面白くない
しんのすけによって死を回避したことが収束したんかな
確か貫通しとったやろ?あの時代でそんな威力のある鉄砲作れるんやろか
火縄銃は普通に鎧貫通するし思いっきり致命傷与えるで
発砲者については諸説あるが「しんのすけの介入より序盤で死を免れた又兵衛が
事が解決した後に本来命を落とすはずだった事象で命を落とす」=タイムパラドックスの回避
が割と有力
はえー
じゃあやっぱり諦めきれない敵兵の誰かが撃ったって事なんやな
誰が撃ったー!って叫んで味方が俺じゃねえよって狼狽えて火縄銃捨てるシーンしかないから
異次元から来たんじゃね
>>290
そこらへんも議論の対象やが時空を超えて弾丸飛んできた説が濃厚
銃の扱いや兵器の描写、はてはロボットにミサイルぶち込んだときビビる警察のシーンは細かい
G作戦ホンマ好き
ちがーう!アレはゴジラじゃない!
9億円の戦車がァ!もすき
そもそもクレしんでやらないならタイムスリップものの意味がほとんどない
現代の知識で無双するカタルシスは車のシーン以外ほぼなく、あくまで現代人と過去人の交流が目的やからな
特に「身分の差など関係なく誰とでも恋をする」ちゅう時代観を教えられながらも、ほぼ最後までそれを貫いた又兵衛ってのが鍵やから
それにタイムスリップしてあれこれするなら野原一家の方が断然おもろいに決まっとる
豚のヒヅメで人知れず涙を流すシーンはもうね…
マジ好き しんちゃん普段ならわーわーするのに
あのシーンはクレしん映画史上トップクラスに感動できるシーン
自分が生み出したヒーローとだけあって、アクション仮面とは違う思い入れがある
後その前のぶりぶりざえもんの冒険が最高にいい話だった
他になにがあるやろ
ヘンダーランド、ブタのヒヅメ、ジャングルぐらいか?
明確に涙を流したと言えるのは恐らく戦国、ブタのヒヅメ、ヘンダーランド、ロボとーちゃん
うろ覚えなのはサボテンあたり
オトナとカスカベはないとらん
カスカベボーイズは映画館で泣くような声は出しとったけど
アニメ版でもしんのすけが泣くって相当大事だけやからな
母が死ぬと勘違いする感動話あたりか
骨折した時、全身に湿布貼りまくり痛いから剥がせなくなった挙げ句おしっこしたくなったときとか
相当変なことになってようやく泣く
なんか草
引用元https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1569932915/
スレッド名ワイがクレヨンしんちゃんの映画を紹介していくスレ
コメント