上映時間:133分
物語の舞台は、1970年代のマサチューセッツ州にある全寮制の寄宿学校。生真面目で皮肉屋で学生や同僚からも嫌われている教師ポールは、クリスマス休暇に家に帰れない学生たちの監督役を務めることに。そんなポールと、母親が再婚したために休暇の間も寄宿舎に居残ることになった学生アンガス、寄宿舎の食堂の料理長として学生たちの面倒を見る一方で、自分の息子をベトナム戦争で亡くしたメアリーという、それぞれ立場も異なり、一見すると共通点のない3人が、2週間のクリスマス休暇を疑似家族のように過ごすことになる。
ポール・ジアマッティが教師ポール役を務め、メアリー役を「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」「ラスティン ワシントンの『あの日』を作った男」のダバイン・ジョイ・ランドルフ、アンガス役を新人のドミニク・セッサが担当。脚本はテレビシリーズ「23号室の小悪魔」「ママと恋に落ちるまで」などに携わってきたデビッド・ヘミングソン。第96回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされ、ダバイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞を受賞した。
ポール・ジアマッティ
ポール・ハナム
ダバイン・ジョイ・ランドルフ
メアリー・ラム
ドミニク・セッサ
アンガス・タリー
監督
アレクサンダー・ペイン
製作
マーク・ジョンソン
ビル・ブロック
デビッド・ヘミングソン
製作総指揮
アンドリュー・ゴロブ
トム・ザドラ
クリス・スティンソン
脚本
デビッド・ヘミングソン
撮影
アイジル・ブリルド
美術
ライアン・ウォーレン・スミス
衣装
ウェンディ・チャック
編集
ケビン・テント
音楽
マーク・オートン
製作年 2023年
製作国 アメリカ
配給 ビターズ・エンド
劇場公開日 2024年6月21日
上映時間 133分
スコセッシのような重量級ではない
批評家にガックリとは言わせない職人気質なところもあるのかな
https://amp.natalie.mu/eiga/news/553122
キネ旬レビューでも5点、4点、4点と高評価だから楽しみだ
師弟のような友達のような親子のようないろいろな愛が溢れてた
爆竹のところで終わっても綺麗だったけどエピローグも良かった
酒の提供断ったお姉さんがナチス呼ばわりされたのは可哀想だったけど
爆竹で終わっては中途半端では
最後、校長室でのあの教師の決断が、彼の過去の清算だから
あのレストランのシーンが始まった時、定番の黒人差別ネタでブチ切れる展開は陳腐だなぁと思ったけどヒネってきたね。
ただ店側の対応は現代の基準では至極真っ当なんだよね、70年代と現代の違いを楽しめって事かな(喫煙&飲酒運転のシーンがやたら多かったりとかも)
べつに自分が体験したわけでもないんだけどね
ケストナーの飛ぶ教室とか、児童文学の名作があるからかも
けっこう笑い声があった
米国の70年代好きな人はぜひ
70年代アメリカが好きだから週末に観に行くよ
凄くいい映画で観てよかった
観終わったあとニュートラルな気持ちになる映画は久しぶり
現代的でもある
やっぱりまだまだやんちゃで甘えたな子どもというのが表れてる演技がよかった
それそれ
とても18歳未満に見えない
なんでもっと若いキャスト使わなかったんだよ
とはいえオーディション時は現役高校生で撮影時は20歳だからな
演技上手いのもあってそこまで気にならなかったけど
この作品自体が70年代に作られた作品であるかのような、“疑似70年代フィルム”の体裁をとってたな
冒頭のユニバーサルのロゴ、Rのレイティング表示、Focus Features、MIRAMAX のロゴもすべてレトロ仕様になっていて凝った作りだった。
フォーカス・フィーチャーズのロゴはいつもの “FOCUS” じゃなくて、ff みたいなロゴになっていて見たことなかったな
もしかして、この作品用にオリジナルで作ったもの?
No Matter What / Badfinger
https://m.youtube.com/watch?v=N4NXero2HGQ&pp=ygUYbm8gbWF0dGVyIHdoYXQgYmFkZmluZ2Vy
「あ~なんか、こういう雰囲気の映画、昔観たことあるな~」と思っていたら思い出したw
ハル・アシュビーの「さらば冬のかもめ」(1973年)だw もちろん物語の設定は全然違うが、あのロードムービーな感じやアメリカ北東部の雪の景色はまさに「さらば冬のかもめ」っぽい
「さらば冬のかもめ」はご存じの通り、ジャック・ニコルソン(白人)とオーティス・ヤング(黒人)が、罪を犯した新兵のランディ・クエイド(=メドウズ、白人)を
ヴァージニア州ノーフォークからメイン州ポーツマス海軍刑務所まで護送するロードムービーで、
人生の先輩が若輩者に人生の苦さや甘さを教えるところも似ているし、途中ニュージャージー州でメドウズの実家に立ち寄って母親に会おうとするのも似ている。最後には旅の別れが待っているのも。
刑務所に収監される前日、ボストンの冬の公園で三人がバーベキューをするシーンがめちゃくちゃ印象に残るシーンなんだよね
逃げ出そうとするメドウズを二人で取り押さえる
「さらば冬のかもめ」はめちゃくちゃ好きな映画なので、気分良くこの作品を鑑賞することができた
映画評論家の森直人さんもそう指摘しているね
作風はハル•アシュビーの「さらば冬のかもめ」
どっちも偏屈オヤジだったな
まぁハリウッドは年の差友情もの多いけど
アメリカンニューシネマを再現しようとしたからなのか、なるほど
古き良き時代を感じてしまったなあ
ベトナム戦争はあったし、当時の人々は古い良きものが破壊されて行くと思っていたかもしれないけど
五十数年後の現在から考えると
救いや希望と、人生の儘なら無さをないまぜにした
叙情的でちょっとビターなエンドがアメリカンニューシネマっぽい
若い彼は今生きてれば71〜72才になるのか
最高だわこの映画
上半期ベストは確定だし、多分年間でもベストになりそう
中々の良作だった
最近は邦画で毒親を扱った映画を観る機会が多かったけど貧困起因ばっかりだったから
これも毒親だよなぁってなった
両親に比べると描かれてる範囲では校長って悪人じゃないから陰茎癌呼ばわりは流石に草
優秀な黒人の子が戦死してんの見てると言いたくなる気もわかる
まあ、経営の為だからしゃーない部分もあるんだろうけど
オッペンハイマー
関心領域
ホールドオーバーズ
同じ監督、主演のサイドウエイもいいよ。こちらは、反対岸のカリフォルニアが舞台のロードムービー。
ホールドオーバーズもそうだったけど、飲酒運転については、ハリウッドの脚本自主チェックはまったく寛大なんだな、という印象。
映画はロードムービーとして面白いよ。
平日昼間で満席なのはファーストデイ抜きにしても作品の出来の良さの賜物か
真後ろの外国人夫妻がゲラゲラ笑っててちょっと羨ましかったわ
ただ、ハナムにも一つだけでも良いことが起きて欲しかった
ふたりと心が通わせあったことがクリスマスの贈り物なんだろうけど、それ以外でもね…
気になる女性には男がいたし、生徒の前で恥ずかしい過去もバレてしまったし、クビにもなった
せめて、彼を受け入れる先があればいいのに
メアリーだけは元々の行いが良いから、ダニーという良き理解者・恋人もいて仕事も継続で幸せ間違いなし
ハナムは絶対本を出して見返してやるしかないな
普通は見過ごされるような出来事を1本の映画に仕立て上げる
まだまだ映画は作れると思ってしまった
だね
後半はロードムービーになる、とにかく脚本が素晴らしい
133分だがまったく長さを感じさせなかった
ハナムはある種のひきこもりというか大学卒業出来ずにお情けで高校の教員をさせてもらってた状態で同級生にも誤魔化しをするような情けない現状だったわけで
アンガスを守ったことでひきこもり脱出できたと考えればプラス
アンガスからの尊敬も得られたし
友達いないはともかくナンノコッチャと思ったら
スノードーム盗んで父親にプレゼントしてたのか!
先生はジムビーム派だからレミーマルタンはお気に召さなかったようだ
最初の方にクンツから大麻を盗んでたやりとりあるよ
https://www.esquire.com/jp/culture/interview/g61189893/the-holdovers-interview-with-alexander-payne-by-atsuko-tatsuta/
アレクサンダー・ペイン監督に、映画ジャーナリスト立田敦子氏がインタビュー。
――この映画を製作するにあたって影響を受けた1970年代の映画はありますか?
撮影監督、プロダクション・デザイナー、衣装デザイナー、そして若い俳優のドミニク・セッサに何本か映画を観てもらいました。
まず、ハル・アシュビーの3つの作品。 彼の最初の映画『真夜中の青春』、『ハロルドとモード』、そして『さらば冬のかもめ』です。
ドミニクは、ダスティン・ホフマン主演の『卒業』を観たことがなかったので観てもらいました。それからフランシス・フォード・コッポラの『カンバセーション…盗聴…』や、その他数本観てもらいましたね。
でもおそらく、デヴィッド・ヘミングソンと私に最も大きな影響を与えたのは、ジャック・ニコルソンが出演したハル・アシュビーの長編第3作目『さらば冬のかもめ』だと思います。でも、模倣しようとしたわけじゃないですよ。
息子を亡くしたことに同情していて優しかったよね
基本は、誰にも厳しいのではなく親が金持ちということに胡座をかいた不真面目な生徒には厳しかっただけなんだろう
そして、不真面目な生徒アンガスにも、実は家庭の問題で傷ついていたことを知り
生徒をバカにしなくなって、温かい目で見ることができるようになった
批評家協会の賞は子役にあげるもんなのかと思ってたから今年はザ・クリエイターの子かとそういえば調べたらアンガス役の名前が出て来た
いかにも子役の役者ってわけでなく若手俳優への賞なんだな
ポール・ジアマッティではサイドウェイが一番好きだと思ってたけどこの作品が抜いたわ
冬にまた観れるの最高
1位『哀れなるものたち』
2位『ナミビアの砂漠』
3位『パストライブス/再会』
4位『関心領域 The Zone of Interest』
5位『悪は存在しない』
6位『落下の解剖学』
7位『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
8位『プリシラ』
9位『オッペンハイマー』
10位『夜明けのすべて』
2024年映画ランキング
各界の映画好き60人による投票結果
2023年12月から2024年11月までに公開された映画が対象
1位 哀れなるものたち
2位 関心領域
3位 シビル•ウォー
4位 オッペンハイマー
5位 ナミビアの砂漠
6位 チャレンジャーズ
7位 落下の解剖学
8位 侍タイムスリッパー
9位 夜明けのすべて
10位 マッドマックス:フュリオサ
10位 ソウルの春
12位 ホールドオーバーズ
13位 ジョーカー: フォリ•ア•ドゥ
14位 枯れ葉
15位 ルックバック
16位 密輸1970
17位 ボーはおそれている
17位 パスト ライブス/ 再会
19位 悪は存在しない
20位 デッドプール&ウルヴァリン
20位 ロボット•ドリームズ
引用元https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/cinema/1711006683/
スレッド名ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ-The Holdovers-
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